青い芝生のお家
[小さな家族に手頃な大きさ]
江戸時代、高松藩主松平家の菩提寺となった法然寺。その山号「仏生山」が仏生山という町の名前にもなった、350年以上の歴史を誇る由緒正しい寺院です。
ことでん仏生山駅を南に進むと、かつてお遍路さんや近隣住民が通った、法然寺裏門につながる参詣道があります。細い路地を10分すこし歩いたところに、今回ご紹介するお家があります。
敷地の前に立つと、まず目に飛び込んでくるのは玄関までの直線的なアプローチと、その両側の緑の芝生。オーナーさん自ら、週に1,2度丁寧にメンテナンスされています。
実は、オーナーさんがこちらに住んでいたのはもう20年近く前のこと。ですがそれからずっと、現在のお住まいから15分ほど車を走らせて、こちらのお家を
管理されているのだそうです。本当に頭が下がります。
建物は1976年築のツーバイフォー住宅。ツーバイフォー工法はフレーム状に組まれた木材に構造用合板を打ち付けることで箱形の壁や床をつくり、それを組み合わせて建物を支えるというもので、国内で一般的な柱や梁で支える建物に比べて構造が強固で、耐震・耐火・気密・防音に優れています。
国内では1974年に技術基準が確立されて一般住宅に広まったので、1976年築のこちらの建物はツーバイフォー住宅のはしりといえそうです。
玄関を入ると大きな柱時計がお出迎え。
南向きのリビングでは、娘さんが弾いていたアップライトピアノが目をひきます。窓を開ければ、庭の芝生が楽しめます。音楽好きのオーナーさんは、リビングに設置したコンポでクラシックを聴くのが楽しみだそう。
キッチンは使い勝手の良さそうな配置。和室が2つあり、1つは4畳ほどのコンパクトさで書斎にもいけそうです。
2階は2部屋。どちらも南向きで、近くに大きな建物もなく陽当たりは良好です。参詣道の先には法然寺のお山も見えて、のんびり田園風景が楽しめます。
建物の北側には裏庭があり、倉庫もあって便利です。
車庫は屋根付き扉付き。縦列ですが2台置けます。トールワゴンだと天井高がちょっときびしいかもですが、奥の扉から出れば濡れずに家に入れます。
現在は荷物がありますが、すべてオーナーさん負担で撤去予定です。
また、トイレが和式なのが難点ですが、洋式トイレリフォーム後に引き渡し予定となっています。
全体的にコンパクトなお家ですが、家族4名くらいまでなら無理なく住めそうです。
【物件詳細】
・種別:売家
・所在地 :高松市仏生山町
・建築構造 : 木造2階建
・敷地面積:263.33㎡
・建物面積 : 83.74㎡
・駐車場 : 2台分(縦列)
・築年月: 1976年10月
・価格:450万円
・交通 : ことでん仏生山駅歩12分
・取引様態 : 媒介
情報更新日:2024/1/17
広さはそこそこながら、こざっぱりしていて使いやすそうなお風呂。
[なんでも自分でやってしまうオーナーさん]
ここはもともとオーナーさんが家族で住んでいた家で、空き家になった今も時々空気を入れ換えにやってきます。
実は今回賃貸に出すにあたり、オーナーさんは毎週のように通ってきて荷物を出したりお掃除をしていたのですが、それだけでなく庭木の剪定やカーポートの修理、あるいは洗面台の交換など、なんでも自分で手配してやってしまいます。
その昔電気工事のお仕事もされていたそうで、配線回りのリフォームも自分でされたのにはビックリしました。
実は給湯もキッチンもオール電化。最初はプロパンガスだったそうですが、オーナーさん自身が毎月の光熱費の高さにたまりかねて導入したそうで、利用する場合は毎月のレンタル代(6,000円)がかかるものの、効果はてきめんとのこと。
オーナーさん、こういう改善に前向きなのです。
こちらからも何度か改善ポイントのご相談もしたのですが、そのたびササッと対応されるのでとてもありがたいです。
このオーナーさんなら入居後もきちんとフォローしてもらえそうだなあ、と(勝手にですが)思っています。
こどもたちが大きくなってもゆとりのある広さ。シャワーやら朝シャンやらで光熱費が悩ましいファミリー向けに、ぜひいかがでしょうか。
「賃貸するなら洗面台は大事ですね」と話していたら
次の時には新しくなっていた洗面台。