池を見ていた平屋
★本物件は入居者が決まりました。お問い合わせありがとうございました。★
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[46年前の団地で]
高松市香川町は平成の大合併まで、高松市の隣の町でした。
車で走れば市内から20分ほどという地の利もあり、合併直前にはベッドタウンとして2万4千人の人口を擁するほどだったようです。
そんななか、町内にある舟岡池の南岸を開発したのが、町内で最初期にできた舟岡団地。今回ご紹介する物件は、そんな最古参の団地で一番北にある、池のすぐそばという立地の平屋になります。
建物の外観は築46年の風合いがありますが、門扉を通り玄関から入ると、遂数年前にリフォームされた室内は意外なほどすっきりした印象。
和室1室を含む3DKのレイアウトはミニマムながらまとまっており、一番奥にあるフローリングの正面は広く庭に向かって開口していて、室内にいながら庭の草木が視界いっぱいに広がります。
お風呂や和室はあえてリフォームしていませんが、こちらもこざっぱりしていて雰囲気のある空間になっています。
建物の横手にはブロック造の倉庫があり、ちょっとした物を置いておけます。
家の裏手はすぐ池の水面がひろがっていて、対岸まで数百メートル、遠くまで視界を遮るものはありません。
また、敷地の東側も地元有志によって花畑になっていて、敷地の広さ以上に広々した立地になっています。
団地といっても20軒ほどのこじんまりとしたもので、2分も歩けば団地外に出られます。大きな病院やホームセンター、銀行やスーパーやお肉屋さんなど商業施設は充実しています。
空港通りにもすぐ出られて、電車の駅こそありませんがバス停にも近いなど、交通の便も充分です。
【物件詳細】
・種別:売買
・所在地 :高松市香川町大野
・建築構造 : 木造平屋建て
・敷地面積:164.39㎡
・建物面積 : 59.41㎡
・駐車場 : なし
・築年月: 1973年11月
・価格:400万円
・交通 : 大野口バス停徒歩2分
・取引様態 : 媒介
情報更新日:2020/8/25
縁側の上方には日よけ。白く塗られた木の柱が涼やかな空間を強調しています。
[おばあちゃんの一人暮らし]
ここはつい1年ほど前まで、おばあちゃんが一人暮らしで住んでいました。
生涯独身でお子さんもおられなかったそうで、団地の一番奥にある比較的狭めのこの場所を46年前に購入し、そしてずっとお一人で暮らしてきたようです。
室内の傷みが少なく、庭が綺麗に整備されているのを見ていると、細やかで静かな暮らしを楽しむ様子が浮かんでくるようです。
駐車場が敷地にないのは、当時の女性ドライバーの割合を考えると納得がいきます。買い物は近所で事足りるしバスもあるし、特に必要性は感じなかったのでしょう。さすがに現代の車社会ではちょっと不便を感じるところですが、団地内徒歩1分のところに月極駐車場もありますし、庭の一部を駐車場に整備することも可能です。
決して広くも新しくもないですが、少人数でゆっくりゆっくり暮らすには、ほんとうにおすすめの物件です。
庭は1年ほどの間に草木が少し伸びてしまっていますが、整備すればまた住人を楽しませてくれることでしょう。